28日（水）14：00より福井商工会議所において、資質向上委員会（森下委員長）と未来へはばたけ委員会（中川委員長）が合同で担当する8月度オープン例会を「地頭力を鍛える」の著書 細谷 功 氏を講師にお迎えして開催しました。

例会セレモニー後、8月度オープン例会の講師、細谷 功 先生が入場され、セミナーが開催されました。細谷先生は東京大学工学部原子力工学科卒業後株式会社東芝にて原子力技術者として８年間従事され、その後、ビジネスコンサルティング会社アーンスト＆ヤング・コンサルティング（現（株）クニエ)に入社。コンサルティングフェローとしてご活躍されております。神奈川県出身でありながら、修学旅行は福井。最近では、毎年のように仕事で福井にこられているとの事で、大変親しみを感じました。

前半は、担当委員会メンバーである園真和君司会のもとセミナー形式で地頭力の基礎(結論から考える・全体から考える・単純に考える)を学び、みなさん真剣に聞き入っておりました。セミナー前半、いきなり「日本にある総電柱の数を3分で導き出しなさい」と投げかけられ、手が止まる参加者。が、地頭力を鍛える基礎を学んだ後は楽しみながら積極的にフェルミ推定問題を解いていました。

後半では、未来へはばたけ委員会担当でフェルミ推定の即実戦という事でグループディスカッションが行われました。今回は一般の方に加え、大学生を交えてのディスカッション。答えにたどり着くまでのプロセスは私たち会員も大変勉強になりました。予想以上に活発な意見が飛び交い、予定では、2グループ発表の予定でしたが、全グループ(13テーブル)の発表と先生の解説をいただき、大変有意義な時間となりました。

地頭力の重要性、地頭力の鍛え方を学んだ参加者は、仕事ではもちろん、私生活でも飛躍的に生産性があがる、いいきっかけになった例会だったと思います。【記事担当：資質向上委員会 竹内治】