今年度は、福井YEGとして創立45周年記念式典を開催します。次年度、全国大会が福井県内で開催され、福井県連の一員として尽力する必要はありますが、それと同時に、全国大会後の福井YEGがどうあるべきか、どのようなビジョンを掲げていくべきかを考える必要があります。今こそ、会員が一丸となって福井YEGの未来に向かって更に考えていきます。
今年度は、周年事業の他にも、福井県商工会議所青年部連合会 会員大会の主管を担い、全国大会の具体的な準備のために実行委員会が立ち上がります。福井YEGが、県都YEGとしてリーダーシップを掲げ、これら事業や役割を全力で担います。これにより、他単会を含めたYEGの仲間達との連携と交流を、更に深めていきます。
地域や企業が発展していう上で、リーダーはなくてはならない存在です。リーダーとしての資質を高めるため、専門性を高める、新たな知識やスキルを得るなど自分を磨くことに加え、視点や知見の広がりなど、積極的な交流を通じてお互いが磨き合える様に取り組みます。また、近畿ブロック大会を始めとする各種大会や事業などが開催されます。これらの開催は、福井YEGの価値を高め、周知できる絶好の機会であり、「福井名物開発プロジェクト」などこれまでの取り組みをどのように活かし行動するか考え、実践します。
福井YEGはこれまでに、「まち歩き事業」、「ふくい桜まつり」や「フェニックスまつり事業」などの数々のまちづくり事業を行ってきました。事業を通じて、我々福井YEGも含めた地域に住む人達の交流と研鑽の場であることに違いありません。その中で、我々福井YEGがリーダーシップをとり、地域にリーダーを生み出すきっかけをつくり、一人でも多く活躍するリーダーが増えれば、自分の住んでいる地域に熱いエネルギーを呼び覚まし、創り上げることに繋がります。今後も福井YEGは、まちづくり事業を通じてこの福井を一層盛り上げる一助となる様に、地域の人達との積極的な交流を深めます。
我々青年経済人は子供達が未来を見つめる際のお手本となるべき存在です。福井YEGの会員一人ひとりがリーダーシップをとり、子供達に明るい未来を示す存在となる必要があります。通年行われている「お仕事探検隊 アントレ・キッズ」や「インターンシップ事業」は、これまで多くの参加者の関心を集めていますが、その周知が十分でない点や事業への参加に踏み出せない会員が多い現状があることも事実です。今年度、今一度われわれが行うべきキャリア教育の意義や目的を再考し、今まで以上にリーダーシップをとり、積極的にキャリア教育を楽しみます。
福井YEGとして、YEG活動の存続と発展、そして周囲への影響力の視点から人数が必要です。今後、多くの卒業生を輩出するに伴いまして、次の5年を担う会員の増強が急務です。「企業は人なり」と言う様に、福井YEGも会員がいなかれば成り立ちません。また「数は力なり」と言う様に、会員数がいなければ、素晴らしい例会や事業の企画・運営だけでなく、会員同志のプライベート活動やビジネス交流も活発になりません。これらを踏まえて福井YEGのビジョンを掲げて行動するためにも、会員増強に力を入れ、福井YEGの更なる発展に繋げていきます。
2019年度スローガン
Be a Leader!!
∼自分を磨き、積極的な交流を通じて磨き合おう∼
私達の暮らすまち福井。2018年秋に開催された福井しあわせ元気国体・障害者スポーツ大会が大成功に終わり、福井に大きな影響を与えました。来年度は東京オリンピック・パラリンピック開催、福井県内でYEGの全国大会開催、2023年の北陸新幹線敦賀開業など、福井へ良い波及効果をもたらす絶好の機会があります。一方で、業種を超えた人手不足、産業の急激な変化、若者を中心とした県外への人口流出や少子高齢化に伴う人口減少、特に今後は生産年齢人口が減少するなど、地域を取り巻く環境は年々厳しさを増しています。私達の周りにある地域を見渡すと、地域それぞれで活動しているものの、まだまだ地域を大きく動かすものとはなっていません。これまで地域の活動を牽引してきた世代は高齢化し、下の世代から次なるリーダーの担い手が減少する地域がこれから出てきてもおかしくはありません。地域の活性化にはリーダーの存在が欠かせず、組織においても大きな役割を果たします。このままでは、福井も、そして日本も、これから迎える人口減少以上に、自分が住んでいる地域が縮小してしまうのではないかと危惧しています。だからこそ、昔の、 そして現在の熱い想いを持った人達のエネルギーを引継ぎ、更に発展させていく次代のリーダーの存在が必須です。
リーダーの不足は、今後の福井YEG会員においても大きな影響を及ぼします。福井YEGは、次代を担うべき若手経営者や後継者、幹部候補といった青年経済人の集まりです。数々の諸問題を打破していくこと、福井YEG会員自身が関わるコミュニティにおいて、リーダーシップを発揮し、失われつつある熱いエネルギーを呼び覚ます、もしくは創り上げる。今こそ、我々福井YEGが思い切って行動を起こすべきです。
これまで福井YEGがリーダーシップをとって地域を活性化させてきた事業に「お仕事探検隊 アントレ・キッズ」や「馬威し水かけ祭り フェニックス人選び」などがあります。既存の形を大事にしながらも、更なる進化を目指すためにはどうすればよいかを考え、地域の活性化に寄与してきました。更にこれまで以上に地域の人達を巻き込み、リーダーシップを発揮し団結すれば、更なる進化に繋がります。
それでは、我々福井YEGが時代のリーダーとなるために必要なものは何なのでしょうか。
商工会議所青年部の目的は、「次代の地域産業を担う若手経営者・後継者の相互研研鑽の場として、また、青年経済人として資質の向上と会員相互の交流を通じて、企業の発展と豊かな経済社会を築くこと」とされ、会員相互の交流がお互いの資質向上の場であると掲げられています。
そこで、今年度、特に重視したいのが積極的に他と関わる交流です。我々が所属している地域や組織の中にいる疎遠な人との繋がりを持つことや、異なる地域や組織の人達と接点を持つことなど、今までに接点を持っていなかった繋がりに対して、こちらから積極的に歩み寄って、お互いの距離を近づけることが交流の大事なところです。ここでの交流とは、単に会って話をすることではありません。お互いの意見を持ち寄って、異なる意見を時には戦わせ、自らの知見を深め、自分だけでは考えつかなかった解決策を見出すことです。お互いに磨き合い、研鑽する場を多く持つことで、次代のリーダーに必要な資質を身につけ、進化します。このように、お互いを理解し合う積極的な交流で、強固な信頼関係が芽生えて揺るぎないものとなり、リーダーとして成長し、活動する基礎になります。
次代のリーダーに必要な資質とは、
1.今までに踏み込んだことがないところへ行く勇気や覚悟、エネルギーをもつこと、そして持ち続けること。
2.お互いを理解し合い、積極的にお互いの特性を出し合って、サポートを行うこと。
3.やる気や前向きなモチベーションを生み出し、何か一つでも斬新なことに挑戦すること。
今年度、福井YEGは創立45周年を迎えます。周年事業の開催に加え、福井商工会議所青年部連合会の会員大会を主管するなど、福井YEGを取り巻く方々との交流が活発になる一年となります。更に己と仲間を磨き上げる絶好の機会となります。
YEG活動に参加し、事業を構築するためには、多くの時間と労力が必要になります。時には大事な仕事を抱えて、忙しさから参加をためらう気持ちもあるでしょう。それでも一歩前に踏み出す勇気を持って、事業を構築しながら、仲間達と真剣に議論し合うことで、リーダーに必要な資質や自身、今までに得られなかった達成感やお互いへの感謝、仲間との連帯感を得ることができます。つまりYEG活動こそが、我々福井YEGが目指す次代のリーダーの資質を磨く交流の場で、一人ひとりが所属している会社や住んでいる地域でリーダーシップをとりながら、成長できる場なのです。
「自分を磨き、積極的な交流を通じて磨き合う」そして、自分が所属している会社を、自分が住んでいる地域を、福井を先導するリーダーになる。これこそが我々福井YEGの使命として活動していきます。